君が好きだから僕は書く

恒松エントのブログとエッセイ

僕は大きな勘違いをしていたかもしれない/関ジャニ∞「なぐりガキBEAT」新春特盤「7人だけの新年会2017」

関ジャニ∞は、僕の中では間違いなく、成功者たちです。人気もある。実力もある。CDの売り上げもライブの観客動員も、ジャニーズ、そして日本の音楽市場全体で見ても間違いなくトップクラス。テレビのレギュラー番組は個人も含めて10本*1。活動が安定していて、彼らにしかできない独自性があって、何より見ていて面白い。そんな目で、彼らの活動を見ていました。

年明け早々、あー今年も関ジャニ∞のライブは日程が合わなかったなー*2と思っていたところに、Twitter上で「とにかく面白い」「渋谷すばる神」「買わなきゃ絶対損する」というステマの如き称賛の声に乗せられて、僕がポチッとしたところ、妻も全く同じタイミングでポチッとしてた*3のが、この関ジャニ∞「なぐりガキBEAT」新春特盤でした。

折しもジャニーズ楽曲大賞2016で「NOROSHI」がぶっちぎりの1位を獲得*4して、やっぱり関ジャニ∞すげーなと痛感した矢先というのも、僕の中では大きかったかもしれません。今このタイミングで買っておかないと、なんだかものすごく後悔する気がしました。こういう漠然とした予感、結構大切にしてるんです、僕。

いやね、メチャメチャおもしろかったです。それも単純におもしろいというのではなく、なんか関ジャニ∞を見る目が変わりました。自分がいかに関ジャニ∞を知らないか、自分がいかにステレオタイプで関ジャニ∞を見ていたか、思い知らされた気がしました。

まず関ジャニ∞って、もちろん先輩後輩はあるにせよ、もっとフラットな感じなのかと思ってたんですよ。あそこまで縦と横の関係がはっきりしてるとは思いませんでした。すばるくんがメンバーを誘う電話のシーンひとつ取っても、すばるくんの口調やかける順番に、その関係性が緊張感の差としてくっきり表れていて、面白かったですね。錦戸くんがいちいち敬語なのとか、もう異様にかわいい。ジュニアの頃のあの天使みたいな亮ちゃんと、全然変わってないやん。

あと宴会のシーンでも、関ジャニ∞特有の思わず笑っちゃう会話の妙もあるのですが、年上組の年上感と、年下組の年下感が、こんなに出るんだ、ってちょっと驚きました。

例えば、感覚でものを話すマルとヤスの通じ合いかたが僕の中では象徴的で、ポジションが近い者同士特有のつながりを強く感じました。あと錦戸くんのきっぱりした感じとか、大倉くんのグループを見る目線とかも、すごく年下的だなって思いました。大倉くんは俯瞰で見ているってメンバーは表現していたけど、たぶん、気持ちで引っ張るメンバーがいる中で、年下組は違う目線を持ったり思考をシンプルにすることでそれぞれ自分のペースを守ろうとしているというか、年下なりに腹に落としていくことでここまで一緒に走って来れたんだろうな、って気がしました。

で、年上組はと言うと気持ちの強さと包容力に溢れてるんですよね。受け止めて、包んで、時には叱って、ずっと引っ張って来た感じが見て取れました。だからこそ、ヨコに対するヒナの言葉もずんと胸に来たし、年下組が年上組を慕う雰囲気から、年上組の結束と牽引力って本当に強かったんだろうなぁって感じました。そもそもこの新年会を仕掛けて来たすばるくんも、非日常的なイベントを起こすことで伝えたかった思いがあって、彼は恐ろしくシャイだけど、本当に関ジャニ∞に対する気持ちが強いんだな、って思いました。

僕はどちらかというと、関ジャニ∞の個人や世代の間にある微妙な差って、関ジャニ∞の個性であって、よしとされているものだと思っていたんです。グループ活動もちゃんと成立していて、実績もあって、個人個人の道も見つけている。7人はその個人とグループのバランスを程よく取りながら、これからも自分たちの道を邁進していけばいい。「今年も変わらず頑張っていきましょう」そんな新年会でも全く違和感はなかった、僕はそう勝手に思い込んでいました。

変わりたい。もっと大きくなりたい。何もなし得てない。そんな言葉が出てくるなんて、正直意外でした。キャリアに似合わないくらい貪欲で、危機感に満ちた言葉でした。そもそも関ジャニ∞の活動が、生ぬるいなんて思ったこともありません。彼らは十分に成功者で、貫禄があって、今のままでも十分に成功者で居続けられる能力とマインドがあると思っていました。でもすばるくんがこの企画を考えた裏には、僕の勝手な想像とは全く違う焦燥感があって、ここまで大きくしてきたからこそ、ここまで続けて来たからこそ、さらに成長を続けるための何かがないといけない、さもなくばその先がない、という思いがあったのかもしれません。

長く続けて来たからこそ、続けるために必要だったグループと個人のバランスが、きっと関ジャニ∞にもあったんだろうと思います。ただ、そこからさらにもう一歩上と考えたときに、メンバーそれぞれの実績や考えも理解した上で、もっとグループの存在を意識した活動が必要なのかもしれない、すばるくんはそう思ったのかもしれないな、と思いました。それを彼なりのやりかたでメンバーに伝えるために、この新年会を企画したのかな、と。

今のままでも十分おもしろいと思っていた関ジャニ∞が、ここまで貪欲で、ここまで危機感にあふれているなんて、この新年会を見るまでは思いもしませんでした。もしかしたら7人がこの新年会をきっかけにして、もっと新しい、もっとおもしろい、もっと型破りな、もっと誰もやっていないことをやるのかもしれない。そんなことを思わせてくれる意欲的な関ジャニ∞が、本当にかっこいいなと思いました。新年会で彼らがお互いに確認した強い意欲が、どこに向かって、どんな形になるのか、そう思うとこれから関ジャニ∞を見るのが、これまでにないくらい楽しみになってきました。

なぐりガキBEAT(新春特盤)(DVD付)

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このブログを書いている2月27日現在、なんとまだAmazonで「新春特盤」在庫あります!いやこれ、とりあえず買っといたほうがいい。すばるくんからのメンバー直電と、メンバーの私服姿と、敬語の錦戸亮ちゃんと、すばるくんの最後の言葉を見るだけでも、絶対に価値があるから!

*1:2017年2月27日現在、Johnny's net情報より

*2:関ジャニ∞のドームツアー福岡公演は、今年、去年と1/2,3。正月は孫と会うのを楽しみにしている両親がいる手前、この日程は家庭持ちにはなかなか参戦しにくいのです。

*3:2枚購入した…わけではなく、慌てて片方キャンセルしました。ごめんなさい、我が家も余裕がないもので。

*4:楽曲部門 | ジャニーズ楽曲大賞2016