君が好きだから僕は書く

恒松エントのブログとエッセイ

妄想ドラマ・ジャニーズ商事の日常風景「新人くんの配属希望」

このドラマは全てフィクションです。いろいろ変!とか、いろいろ気にくわない!とか言わずに、楽しめる人だけ楽しんでくださいませ。

研修所での新人の会話

「お前、配属希望どこにした?」
「櫻井本部長のところ。」
「なんだよお前もかよ!」
「やっぱ櫻井本部長、人気あるもんな!」
「稼ぎ頭の嵐プロジェクトもあるのに、ZERO事業もまわして、この前は毎年恒例のゼウス計画もこなして。ガチで憧れるでしょ!」
「ゼウスなー、あれすげぇキツいのに、客が手厳しいらしいからなぁ。」
「松島先輩、初めて召集されて、超ビビってたもんなぁ。」
「マジで?二階堂先輩も初めてだけど、メッチャヘラヘラしてたよ?」
「実際、櫻井本部長派って、めちゃくちゃ多くない?」
「この前、KAT-TUN事業部の上田課長が、櫻井派宣言してたよ。」
「うわー、武闘派が乱入してきた!なんで急に?」
「なんか櫻井本部長が、ゼウス計画の決起挨拶を上田課長にお願いしたんだって。KAT-TUN事業部も今大変だから、ってさ。」
「でも隣で、藤ヶ谷課長がメッチャ悔しそうな顔してたらしいよ?」
「こえー、こえーよー!」
「NEWS事業部の増田課長は、櫻井本部長会いたさに待ち伏せしてたらしいよ。」
「若手エースの菊池主任が、しょっちゅうメシ連れてってもらってるみたいよ。」
「あー、菊池主任は櫻井本部長の大学の後輩だしな。」
「たしか入社の挨拶で、尊敬する人は櫻井先輩です!って叫んでたらしいよ。」
「すげーな、櫻井本部長って一体何者?」
「いやー、でも実際憧れるもんなー。あれだけ能力高くて、戦略会議の時だってオーラ出まくりで。」
「なのに情に厚いっていうか、優しいっていうか、どんな後輩でも、話しかけたらきちんと丁寧に話してくれるんだよな。」
「藤ヶ谷課長に話しかけるの聞いてたけど、ストレートにたくさん褒めてくれるんだよな。藤ヶ谷課長、嬉しそうに少年みたいな顔してたもん。」
「伊野尾先輩なんて、調子に乗りすぎて、櫻井本部長にすげー怒られてたぞ?」
「バカ、あれは伊野尾先輩の策略だよ。ああやって櫻井本部長に近づいてんの。櫻井本部長もわかっててノッてるんだよ。」
「マジで?すげぇなぁ、伊野尾先輩。」
「え、みんな櫻井本部長のところに配属希望なの?」
「あー、俺は堂本光一本部長のとこだよ?」
「マジで!?SHOCKプロジェクトか!お前、超ストイックだな!」
「まず入れないだろ、あそこ。」
「いや、っつか、やっぱあれが我が社の王道でしょ?」
「いやそうだけどさー。キツくない?」
「そりゃ相当キツいだろうけどさ。SHOCKに配属されたら、それだけでも自慢できるでしょ?」
「たしかにすげーよなー。同期の松田、SHOCK配属が決まったらしいよ。」
「うわー、選抜パスしたのかよ!まぁ、先に配属された松倉と一緒にやりたいって、ずっと言ってたもんなー。」
「今年はキンキプロジェクトの20周年事業を派手にやってたから、来年のSHOCKは盛り上がるだろうなぁ。」
「あぁ、SHAMANIPPON推進室の堂本剛室長と光一本部長で、キンキキッズだろ?キンキと言えば社長直属だもんなー。」
「そうだよ。社長直属の光一本部長のとこに呼ばれたら、エリートコースだよ。だったら目指すでしょ?」
「意識高い系じゃん。俺は同じ直属なら、滝沢本部長の方が、楽しそうでいいなー。」
「ばっか、お前滝沢本部長んとこ、マジ死ぬらしいぞ。」
「滝沢本部長、笑顔で延々とトレーニングさせるんだぜ!しかも本部長自らやるから、誰も手を抜けないんだぞ!」
「マジ?そんなにキツいの?」
「おまけにあそこ、鬼軍曹の岩本先輩もいるしな。」
「あー、イワザップか!それはガチだな。」
「でも、滝沢本部長のところも、実際エリートコースだよなー。」
「そうそう、滝沢本部長、あだ名、なんて言われてるか知ってる?」
「え、何?」
「…ちっちゃい社長。」
「あー、わかるー!!実際、社長と感覚似てそうだもんなー。」
「やっぱエリートコースって、引くほどキツいんだろうなー。」
「でも、深澤先輩なんか、ヨロヨロになりながら、顔だけ笑ってたよ。」
「ふっか先輩こえー!でも、充実してるんだろうなー。」
「結局、どこ行ったって、楽な配属なんてないんだよなー。」
「そうだよなー。せっかくジャニーズ商事に入社できたから、合コンとかモテまくりで、もっとウハウハな生活待ってると思ったんだけどなー。」
「だよなー。ホント、このまま必死でやってても、本部長みたいになんか、全然なれそうな気がしないよなー。」
「…でもまぁ、やるしかないんだよな。」
「だよなー…はぁ、帰って腹筋しながら滝沢歌舞伎の勉強しようかな…。」

みんな、出世めざしてがんばれ!