2018年が始まって早々に発表された、King&PrinceのCDデビューというビッグニュース。そんなお祭りムードの中、私にとってただただ苦しかった2017年を振り返る気分でもないのです。ただ「ジャニーズ楽曲大賞」という偉大なるきっかけを逃してしまうと、もう永遠に2017年を葬り去ってしまいそうなので、ここはひとつ奮起します。
本当にさようなら2017年、トキメキをありがとうジャニーズ、そんなこの1年を、ジャニーズ楽曲大賞の投票内容とともに振り返りたいと思います。
2017年のジャニーズ界隈、僕の目から全般を通して眺めると、Jr.も含め大きな方向転換もなく、着実な足固めの年だったのかな、という印象でした。個人的に印象的だったのは、
- 充電期間という個人活動にも関わらず、逆にグループの存在を強く意識させられたKAT-TUN
- 完成度の高いアルバムを世に送り出した関ジャニ∞とV6
- シンメという武器を容赦無く振り回し始めたふまけん
あたりでしょうか?いやぁ、2017年のふまけん、暴力的なまでにすごかったね…ま、仲良きことは美しきかな、ということで。
さて、ジャニーズ楽曲大賞の投票ですが…本当はもっと熟考したかったなぁ。ただ、年末年始のトラブル地獄(今なお地獄の三丁目…)の中、気の利いたコメントを考える時間もなく、楽曲部門1位以外は投票だけ、というなんとも消化不良な内容となりました。とはいえ、内容には偽りなし。以下が私の投票内容です。
楽曲部門
僕の投票内容はこちらです。
- 1位「今」関ジャニ∞
- 2位「Sugar」嵐
- 3位「考えるな、燃えろ!!」ジャニーズWEST
- 4位「忘年会!BOU!NEN!KAI!」A.B.C-Z
- 5位「ROCK THA TOWN」Sexy Zone
2017年は、本当に久しぶりに仕事がキツい年でした。おかげで、いろいろといい経験もできたな、と今振り返れば思います。ちょうど関ジャニ∞のアルバム「ジャム」が発売されたのは、そんな仕事がいよいよ地獄の入り口をくぐった6月末のことでした。落ち込むことも多かったのですが、「今」を聴いては心を持ち上げ、「DO・NA・I」を聴いては心をほぐす、そんなこんなで日々やり過ごしました。2017年、この曲に元気をもらった、その感謝の気持ちを込めて「今」を1位に選びました。
- アーティスト: 関ジャニ∞
- 出版社/メーカー: インフィニティ・レコーズ
- 発売日: 2017/06/28
- メディア: CD
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ランキング発表の前なので、この曲がどこまで支持されているか、実はすごく楽しみにしているのが、嵐のアルバム「untitled」に収録されている「Sugar」です。僕の中では、大人版「Love Situation」だと思ってます。これからの嵐にふさわしいダンス曲で、これからこういう大人カッコいい嵐をたくさん観たいな、という思いを込めて2位にしました。
- アーティスト: 嵐
- 出版社/メーカー: ジェイ・ストーム
- 発売日: 2017/10/18
- メディア: CD
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今年はコミカルな曲もかなり多かった印象ですが、中でもインパクトを残したのが3位と4位のこの2曲。
ジャニーズWESTのコミカル系の曲って、これは偏見もありますが、ちょっとしたさじ加減で盛り上がり方が大きく変わる印象を持っています。この「考えるな、燃えろ!!」なんて、ドラマのための曲ということもあって、一歩間違うと飽きっぽい単なる企画モノの曲に終わりそうです。でもこの曲は、何度聴いても飽きない面白さと中毒性があって、大好きでしたね。お金払ってでも観るべき「炎の転校生 REBORN」のどうしようもないバカバカしさも相まって、3位に据えました。
2017年、ある意味最も僕が、多くのみんなに聴いて、観てもらいたい曲ナンバーワンが、A.B.C-Zの「忘年会!BOU!NEN!KAI!」。これ、もう新年会すら終わってる時期だけど、今からでも遅くないから是非、初回盤BのMV付きを買って欲しい。ああ、こういうのA.B.C-Zじゃないとできないのよ。芸人ではない、ちゃんとカッコいいアイドルがここまでやるからこそ面白い世界が、ここにあるから。
あとこの曲、やっぱり忘年会シーズンに、みんなでワイワイ飲みながら観るのが、一番盛り上がると思います。2018年の忘年会のお供に、今からでも遅くはありません。楽しいことが大好きな人、ぜひ買ってみて!
忘年会 ! BOU ! NEN ! KAI ! /終電を超えて?Christmas Night(初回限定BU!REI!KOU!盤)
- アーティスト: A.B.C-Z
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2017/12/13
- メディア: CD
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5位は悩みました。というか、もっと時間かけて悩みたかった。NEWSの「U R not alone」と、Hey! Say! JUMPの「H.our Time」は、ライブで生で聴いたときの込み上げてくる感情が今でも印象的で、どっちとも入れようかどうしようかものすごく迷って、なんだったら今でも迷いたいくらいの曲でした。
でも、結局投票したのは、Sexy Zoneの「ROCK THA TOWN」。この曲を聴いたときに、名前に5人が追いついた、本当の意味での「Sexy」がこれから開花するんだな、そう強く印象づけられました。この先のSexy Zoneが本当に楽しみだと感じたこの曲を、第5位に推しました。ちなみに「ROCK THA TOWN」初回限定版Bのドキュメンタリーが、すごくいいんだよ。
- アーティスト: Sexy Zone
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
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ところで2017年は、未音源化も含め、ユニット曲の当たり年だったと感じています。…その割には、僕のベスト5にユニット曲がちっとも入ってないのですが…悩んだ末に泣く泣く外したのですよ。なので勝手に、ジャニヲタおじさん的、ユニット曲部門ベスト3を発表します。
1位「UB」相葉雅紀・二宮和也
2位「Are You There?」A.Y.T.
3位「背中越しのチャンス」亀と山P
…んもぅ、3曲とも、メチャクチャかわいい!
「背中越しのチャンス」は、2017年のジャニーズを代表する楽曲ですよね。やっぱり楽曲大賞1位候補なのかな。ドラマ「ボク、運命の人です。」も、最高にかわいくて楽しいドラマだったなぁ。
- アーティスト: 亀と山P(亀梨和也・山下智久)
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- 発売日: 2017/05/17
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「Are You There?」は、有岡くん、八乙女くん、高木くんってBESTの3人がかわいく歌う、ってところが最高ですよね。聴いててなんだか幸せになる曲で、ふとしたときによく聴いてました。
Precious Girl / Are You There?(初回限定盤2)(DVD付)
- アーティスト: Hey! Say! JUMP / A.Y.T.
- 出版社/メーカー: ジェイ・ストーム
- 発売日: 2017/07/05
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「UB」はなんというか…畏怖さえ感じる曲でした。「にのあい」という極私的で抽象的な関係性を、恐ろしくストレートな愛情と、絶妙な隠喩で具現化した、ユニット曲の究極形だと思います。いやぁ…すげぇ曲歌いやがったな。
- アーティスト: 嵐
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そんなわけで2017年は個人的には、かわいくて楽しい曲、元気をもらえる曲が印象に残りましたかね。苦しかった2017年は、これらの曲に支えられました。改めて、楽しい曲をありがとう。
未音源化楽曲部門
未音源化楽曲部門の投票結果は、以下の通りです。
1位「GACHI×4」ふぉ〜ゆ〜
2位「こっちのほうがカワイイワン!ニャン!ダンス」相葉雅紀・伊野尾慧
3位「JAPONICA STYLE」SixTONES
未音源化楽曲の1位は、ふぉ〜ゆ〜の舞台「GACHI〜全力 entertainment 4U〜」のメインテーマ「GACHI×4」を挙げました。11月に博多座で「GACHI」を観劇したのですが…これが本当におもしろかったのよ*1。折しもふぉ〜ゆ〜から「ジャニーズJr.」という冠が取れる*2という時期、全力でエンタテイメントの世界に生きていく、という決意を示したこの曲が、ふぉ〜ゆ〜にとってのJr.卒業ソングのように感じました。これからも末長く、楽しい舞台をふぉ〜ゆ〜には作り続けて欲しいです。
今でも思うのですが…「こっちのほうがカワイイワン!ニャン!ダンス」は、一刻も早くシングル曲にすべきだと思います。というか、なぜそれをシングルで売らない!せめて配信でもいいから!今すぐ売ろうよNTV!
Jr.の曲もいろいろありましたね。Snow Manの「Boogie Woogie Baby」は、彼らのマインドやポジションが投影されたような歌詞がすごくよかったです。Travis Japanの「夢のHollywood」も、結果7人になった彼らが、ダンスを武器にしてステージに立つ不退転の決意を表した曲になって、なんというか運命を感じました。Love-tuneの「烈火」は、諸星くんが横笛を吹き始めたのには度肝を抜かれました。
そんな中、敢えて(?)選んだのは、SixTONESの「JAPONICA STYLE」。楽曲としては、振り付けも含めて、あくまでジャニーズ的エチュード*3なんだと思うのです。でも、この楽曲でジャニーズとしての基礎力の高さをきちんと示しながら、妖艶さというSixTONESとしての個性も出せる点に、彼らの将来性を改めて感じました。やっぱり歌える彼らには、こういうメロディアスな曲がよく似合う。…やっぱり好きなんですよ、SixTONESが。
MV部門
MV部門で投票したのは、こちら!
- 「never」V6
2017年のMV部門は、V6なしでは語れないでしょう。アルバム「The ONES」すべての収録曲にMVがあるって、どんだけ力入れてるんだavex。「チームラボ」プロデュースの「刹那的Night」はトリップ感がマジヤベェ。「SOUZO」には渡辺直美出てくるし、あれ反則だろ。あと忘れちゃいけないのが「Can't Get Enough」のセブンネット限定版。あのVRは楽しかったなぁ。目の前で踊るV6。迫り来る坂本昌之。あれメッチャドキドキしたー。限定販売ならではの楽しみでしたね。
そんな贅沢極まりないV6のMVにあって、僕が1位に選んだのは、アルバム「The ONES」のリード曲「never」。これだけフルコースを味わった上で、最終的には素材の良さがシンプルに生かされた一品がやっぱりいい、みたいな。いやむしろ、あらゆる可能性のV6を堪能しただけに、最後は原点に立ち戻って、何もない空間で、ただひたすらフォーメーションを展開しながら歌うV6の素晴らしさが、純粋に伝わるようでした。本当にV6のダンスは、何杯でも食べられる。
なお、私が好きな「never」のMVシーンベスト3はこちら。
- 1位: 間奏直後の並び立つ剛健!
- 2位: 1番のサビ中「TICK TOCK TICK TOCK」部分の横からのアングル!美しい!
- 3位: Aメロ後半、中心の岡田くんと坂本くんを取り囲んでフォーメーションを変える4人!
というか、初回限定版Aが今日現在まだ売ってる!もったいない!これはマストバイ!
The ONES(Blu-ray Disc付)(初回生産限定A盤)
- アーティスト: V6
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- 発売日: 2017/08/09
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ちなみにV6がもしいなければ、という「たらればベスト3」はこちら。
- 「NOW or NEVER」嵐
- 「赤い果実」Kis-My-Ft2
- 「忘年会!BOU!NEN!KAI!」A.B.C-Z
ライブ「untitled」で「Sugar」を観たときも思ったけど、やっぱり嵐は歌って踊る姿が最高なんだよ。これぞ嵐、そんな楽しさが目一杯詰まったのが、この「NOW or NEVER」ですよね。パスドラのCMだけで楽しむなんて、もったいない!
Kis-My-Ft2の「赤い果実」は、MVのシチュエーションも印象的だし、何と言っても振付が最高ですよね。このブログの冒頭で「2017年は大きな方向転換もなく」と書きましたが、この「赤い果実」はこれまでのキスマイにないインパクトがあって、鮮烈なイメージを残しました。
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A.B.C-Zの「忘年会!BOU!NEN!KAI!」は、楽曲部門でも触れた通り。もう本当、何度もいうけど、まだ初回盤Bあるならぜひ買って!
現場部門
現場部門は、結構悩みましたが、こちらに投票しました。
- ジャニーズWEST LIVE TOUR 2017 なうぇすと
2017年、僕が足を運んだ現場は、以下の通りです。
- ARASHI LIVE TOUR 2016-2017 Are You Happy?
- ARASHI LIVE TOUR 2017-2018「untitled」
- NEWS LIVE TOUR 2017 NEVERLAND
- [アリーナ]Hey! Say! JUMP I/Oth Anniversary Tour 2017
- Sexy Zone presents Sexy Tour 2017 〜 STAGE
- ジャニーズWEST LIVE TOUR 2017 なうぇすと
- Endless SHOCK 2017
- Defiled
- コメディ・トゥナイト!ローマで起こった おかしな出来事《江戸版》
- それいゆ
- 23階の笑い
- GACHI〜全力entertainment 4u〜
ライブが6本に、舞台が8本(うちEndless SHOCKは帝劇1本、博多座2本)。2017年はすごく忙しくて、僕の中では全然足を運べてない印象だったのですが…もはや感覚が麻痺してるだけなんですかね。
そんな中、一番満足度の高かったライブは、と振り返ったときに思い浮かんだのは、ジャニーズWESTのライブ「なうぇすと」でした。バリエーションの豊かさと、1つ1つのパフォーマンスの完成度の高さ。「24コン」という一つの節目を経て、勢いを落とすどころか、まだまだ容赦しない進撃への意欲を強く感じたライブでした。というか、WESTのライブは間違いない、そう確信したライブでしたね。あー…「WESTival」行きたかったなぁ。
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舞台は、3回観た「Endless SHOCK」はもちろん印象深かったのですが、中山優馬くんの「それいゆ」がすごくよかったんですよね。優馬くんの演技を観たのは初めてだったのですが、パッと見の印象から、もっと主張の強い演技をするのかと思ってたんですよね。いやぁ、完全な偏見でした。引きの演技、受けの演技が本当にうまい。ラジオを聞いてたときから思ってましたが、優馬くんのクレバーさを痛感した舞台でしたね。2018年の「Endless SHOCK」への出演も決まってますので、これはもう、本当に楽しみです。…いや、チケットないけど。orz
というわけで、盛りだくさんで振り返りました2017年。こうして改めて自分が書いた文章を見てみると、V6、嵐、関ジャニ∞といった、ベテラン勢の印象が強く残っていたようでしたね。実際、3組とも本当に完成度の高い作品を2017年は残していて、歳を重ねて、彼らはアイドルでありながら、クリエイターであり、パフォーマーなのだな、ということを痛感しました。
さて、2017年はベテラン勢が頑張りましたが、2018年は新しい波が来ますよ。若手がどんな勢いある活動を見せてくるか、楽しみにしています。というわけで、2017年振り返りの締めくくりとして、今晩1/19夜から3日間に渡って2017年ジャニーズ楽曲大賞の発表ですね。あー、結果楽しみだなー。主催者様、本当に大変でしょうけど、今年もどうか頑張ってくださいませ。期待して待ってます!!